「樹脂製品が傷つかないよう、紙と間仕切りを使用して梱包を行なっているが、この手間を減らしたい。」
「既存の通い箱のサイズ、入数は変えずに梱包できるしようにしてほしい。」とのご依頼がありました。

過去に取り組んだ段ボール製の「折り畳み可能組仕切り」が、ワンタッチで組仕切りが完成する仕様のため条件に適していましたが、入数を維持しつつ通い箱サイズに収めることが不可能でした。製品同士でさえ傷がついてしまう樹脂製であることも考慮すると、薄さ・強度・緩衝性を兼ね備えた新しい素材の組仕切りに挑戦する必要がありました。

材質をクラフト紙に変更し「折り畳み可能組仕切り」を作成しました。厚みが大幅に変わるため、製造時の機械の調整、糊の粘度・塗布量からプレスの時間等を何度も調整した結果、ベストな製造方法を導き出しました。
梱包の手間を省く課題をクリアした上、折り畳むと大変コンパクトなので、宅急便サイズで運送可能となりました。