物流コストの削減を可能にする集合包装
大手自動車部品メーカー 様
ご依頼
輸出用コンテナーにパワーデバイス(車のパワーシート台座)を個包装して詰め込んでいたが、
- 積載効率が悪い
- 個包装に時間がかかる
- コンテナの積み込み作業に時間がかかる
- パッケージのコストと輸送コストの双方を下げたい
とのことで、当社にご相談がありました。
課題
コンテナーに積めるパッケージの最大寸法(外寸法)が決まっていたため、
限られた容積の中で部品が干渉せず、かつより多くの部品を積載する設計を求められました。
解決策
設計して試作品を作っては実機を梱包し、何度も微調整を繰り返して寸法変更を行いました。
最終的には梱包作業現場で作業工程を鑑み、作業しやすいよう治具も企画し、梱包仕様を確定させました。
その結果、1つずつの個包装から集合包装に変わったことで、以下が実現しました。
- 材料費 40%削減
- 梱包作業時間 30%削減
- コンテナ積載効率 30%向上
段ボールでありながら、耐圧強度は1t以上。
さらに、3機種の兼用により材料手配の手間削減や在庫保管の省スペース化にも寄与しました。